金口木舌
琉球新報の落ち穂のコラムでお世話になった
担当の方とお会いして
大変貴重なお話を聞くことが出来ました。
20年前に「アウシュビッツ展」を開いたメンバーだったそうで
当時、パレット前のベスト電器跡にあったりうぼうデパートで
開催されたそうですが
大変な反響を呼んで県内各地から訪れる方が殺到し
デパートの屋内の会場からデパートの外まで行列が出来
入場制限するほどだったそうです。
遺品が老朽化しおそらく最後の展覧会になるだろうといわれたそうです。
その時「心」という字を犠牲者の数だけ書いて
アウシュビッツに届けようという取り組みをされたそう。
その様子はご本人のコラムにてのひらと合わせて紹介されています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-133175-storytopic-12.html
私と友人数名でその当時のお話を聞き
大変感銘を受けました。
小さい頃「アンネの日記」やアウシュビッツの絵本で
大虐殺のことを知り
大人になって「シンドラーのリスト」や「ヒトラーの偽札」など
映画を観たり、本を読んだりしていましたが
実際の遺品を前にしたら
きっと現実として起こったことを
彼らが確かに存在していたことを
思い知るのかもしれません。
人は弱くもあり強くもあり
てのひらも愛するためにも傷つけるためにも使われてきた。
これからの世の中は
愛することを学ぶためにてのひらを使いたいなと思いました。
傷つけあう学びはもう終わりにしたいですね。
さて、私の落ち穂最後の原稿に取り掛かりたいと思います。
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