てのひらプロジェクト

今日は慰霊の日ですね。

私は最後の落ち穂執筆でここ数日

自分の中の言葉を手繰り寄せながら

言葉の砂山を積み上げては

波がさらうようなのを繰り返していました。

じわーっと汗がにじんでくる気だるい蒸し暑さ

そんな日に沖縄は焼き尽くされ

粉々に砕け、青い海は赤く染まった。

もっと生きたかった命

ひと目会いたかった命

愛する人を殺める

育むためにどんなに注いできたか

なぜ壊さなきゃならなかったのか。

苦悶の日々を送る

残された人

本当にあったことを、なかったこととして

美談としてすりかえて

次の戦にむけて地盤を固めようとする。

それも同じ命。

怖がらなくていいんだよ

誰もあなたを責めはしない

あなたを責めているのはあなた自身だ

だからもう、何かに理由をつけて戦おうとしないで。

甘えてごらん

抱かれてごらん

名誉を財産をかき集めるだけかき集めて

完全防備してるつもりでも

足りない思いは消せないよ。

心はずっと栄養失調だ。

互いに足りないものを補い合って

満たしあう

もともと神様はみんなで仲良く分けなさいと

足りるに充分なものを用意してくれている

本当にちょうど良くにっこり出来るように。

だから大丈夫。

この島に来て、静かに海を空を花を見る。

島の呼吸を感じてみて

取り戻して

また歩み始める。

生きたかった命たちが

渇望してやまなかった平和

それはほんとうにこんな何気ない日常そのもの。

忘れないように

手を合わせます。


落ち穂も今日慰霊の日に書き終えました。

私にとって大変貴重な経験となりました。

ご縁あった皆様に感謝します。